統合失調症と向き合う

体験者の声 医療者・支援者の声 家族の声 私たちの活動紹介 イベント おしらせ
榎田伸也さん
榎田伸也さん
(えのきだ・しんや)
35歳、男性。22歳のときに発病し、2000年、26歳のときから2年間、入院を体験する。現在は2週間に1回通院。地域活動支援センター「ふらっと」を活用しながら、詩の創作他さまざまな活動に意欲的に取り組んでいる。両親、妹との4人家族。
movieImage
<<  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  >>
11悪化しないための工夫
●無理をしない

「とにかく無理をしないということですね。で、無理をしてしまったら、今後は無理をしないように反省して気をつけるということです。で、疲れすぎる前に休む。私の性格というか、統合失調症を抱えている人たちは、たぶんそうだと思うんですけど、生真面目で、一生懸命にブワーッとやりすぎて、その挙げ句の果てにパタっと倒れてしまうパターンが多い。私もそういうパターンだったので、疲れすぎているなというところでブレーキをかけて、早めに休む。それが大事だと思うんですね。」

●ポジティブに考える

「あともう1つは、『ねばならない』思考に陥らないということですね。『〜〜しなければならない』と、つい思ってしまうんですが、そのフレーズを『〜〜できる』とか『〜〜しよう』とか『〜〜のようにやってみたら面白いかもね』というふうに、物事をポジティブに考えるようにしたら、考え方も楽になるということに気づいたんですね。ネガティブに物事を考えていると、症状が悪化しやすいということに気づいたからです。」

<<  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  >>