統合失調症と向き合う

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佐伯洋子さん
佐伯洋子さん
(さえき ようこ)
(匿名)
1972年(昭和47年)生まれ、42歳(収録時)。病院で働きながら看護学生として生活していたが、19歳の時に「うつ病」と診断され、その後、統合失調症と診断される。精神科病院の入院経験は1度。看護師は諦めホームヘルパーの資格を取り、現在は、作業所に通いながら、ピアヘルパーとして働いている。当事者会「心ほがらかホットライン」も運営している。将来は、介護福祉士の資格を取り、より幅広く活動したいと思っている。今年(2014年)から自宅を離れ、ケアホームで暮らし始めた。
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11医療について
Q.佐伯さんが考える良い病院とは?

「よう言うてはる人はね、薬を減らす病院が良いって言うてはるけど、私は、それは一概には言われへんと思うんですけど。うちの病院なんかだと薬多いですけどね。だけど、100mg1錠と1mg5錠やったら、数は1mgのほうが多いけど、100mgのほうが重いじゃないですか。だから薬(の数)では決めてほしくない。ただ、話をよく聞いてくれる先生(が良い)。

(主治医は)留守番電話に入れてたら、かけてきてくれるもん。病院に電話して(こちらの)電話番号を言うとったら、病院の携帯から電話かけてくる。診療所(の先生)。だからもうその先生についていくんよ、私。」

Q.主治医を信頼する理由は?

「留守番電話をかけてきてくれたり、レクリエーションに連れて行ってくれたり、亡くなった人のお葬式(に)来てたり…。

その先生にね、『先生おらんようになったらどないしたらええの?』って言ったら『勝手に殺さんといてくれるか』って(笑)。まだ、20年働くとか言うて、80(歳)まで働くとかなんか言うて…。」

Q.仲間に接する時に留意していることはありますか

「あんまりないけどね。自分の調子もあるし。調子悪い時はあんまり口(を)開かんから、機嫌悪いんやろって言われるやけど、機嫌はまったく悪くないねんけど。なんにも気をつかわんのがいちばん気をつかいはれへんと思いますわ。

薬が効きすぎて眠い。睡眠薬の頓服ってあるねんけども、頓服を飲むとぐーんと寝るいうから、昼間ぐらいまで眠い。お仕事は祝日と夕方だけやから、朝早い仕事は、8時からの仕事は、もうしんどいです。」

Q.今までに精神障害のことで嫌な思いをしたことはありますか

「『キチガイやろ?』と言われるのはありました。『キチガイやろ?』って。うーん、『キチガイです』って(笑い)。全然知らん人に。『キチガイやろ?』って言われて、『はい』(と)。

知ってはるんやろね、向こうの人は。『私もキチガイですが、あんたもでしょ?』って言うてしもて…。どっからか聞いたんやと思いますわ。うん。腹立ちひんよ、『あんたもキチガイでしょ?』って言ったし(笑い)。そしたら『私キチガイ違います?』って言いはって…(笑)。」

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