統合失調症と向き合う

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佐伯洋子さん
佐伯洋子さん
(さえき ようこ)
(匿名)
1972年(昭和47年)生まれ、42歳(収録時)。病院で働きながら看護学生として生活していたが、19歳の時に「うつ病」と診断され、その後、統合失調症と診断される。精神科病院の入院経験は1度。看護師は諦めホームヘルパーの資格を取り、現在は、作業所に通いながら、ピアヘルパーとして働いている。当事者会「心ほがらかホットライン」も運営している。将来は、介護福祉士の資格を取り、より幅広く活動したいと思っている。今年(2014年)から自宅を離れ、ケアホームで暮らし始めた。
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5薬について
Q.現在、飲んでいる薬を教えてください

「いっぱい飲んでいますよ。精神の薬でしょ、ウインタミンとかベゲタミン-BとかAとか。全部入れて1日10錠ぐらい飲んでいる。

糖尿はまた別。あれはね、今飲んでいるのが4錠ぐらいかな。」

ウインタミン(クロルプロマジン塩酸塩):抗精神病薬
ベゲタミン-B(塩酸クロルプロマジン配合剤):クロルプロマジン塩酸塩を中心とした合剤

Q.副作用はありませんか

「太ったり、それこそ精神の薬がお腹がすくから、糖尿になったり…。なんだか知らんけど、痛風は(検査結果が)マイナスなんですよ。(食事に)『気をつけなさい』と言われていて…、言われているだけで何にも気をつけてない。」

Q.どのくらいの間隔で通院していますか

「1か月に1回。精神(科)で血液検査してもね、糖尿の血液検査と全然違うんですわ。で、精神(科)で測ると、(検査)やっても、『内科的には僕は素人やから』って言いはるから、分からないみたいで、そこの糖尿の科に行っています。」

Q.今回、入院されたそうですが、理由は?

「食べすぎで(笑)。血糖値がボーンと上がって。

今、インシュリン療法。それ(血糖値)を変えるために入院になっている。先にインシュリンで、ヘモグロビンと血糖値を抑えて。それから、インシュリンによく似た注射液やけど、インシュリンじゃないお薬に変わるんですって。調整のための入院ですわ。」

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