統合失調症と向き合う

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野村忠良さん
野村 忠良さん
(のむら・ただよし)
1943年(昭和18年)生まれの66歳。「家族会 東京つくし会」の理事として活躍。母親が統合失調症となり、少年期から苦悩の日々を送ってきた。30歳のときに父親と一緒に家族会に入り、それ以降、30数年にわたり家族会の活動に真摯に取り組んできた。現在も精神科医療の社会的な位置づけ、支援の広がりを目指す活動を行っている。
家族構成:父、母(病気体験者)、姉2人、妹1人
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病気体験者(お母さん)のプロフィール
1910年(明治43年)生まれ。主婦。1941年(昭和16年、31歳頃)に初めて入院するがすぐに病院を自己退院。以来、受診せずに自宅で引きこもりの生活を送る。1968年(昭和43年、58歳頃)に娘の強い意向により再び受診し、入院数か月。野村さんが25歳頃。病状は目覚ましく改善したが、治療途中で退院。以後、治療を受けず、再び自宅で引きこもりの生活を送る。1991年(平成3年、80歳)にがんで死亡。
1家族会に入会した経緯

「(私は)昭和18年、1943年に生まれました。

家族会は、30歳のときに父と一緒に入りまして、それから今日までずっと家族会をやっております。父がどこかで家族会の存在を知りましてね。どうして知ったのか、私は知りません。で、入会することになったんですね。私も一緒に誘われて『一緒に行こう』って(父に)言われてね。父は、入ってすぐ副会長まで頼まれてね。一生懸命やったんですが、前からいた方と運営方法で意見が合わなくなってね、父はあっさり辞めてしまったんですよ。父があまりにも潔く辞めたんですけども、もうそれぐらいの対立だったら、父は辞めるほどのことでもないのにと思いながら、私は残って手伝いましたね、家族会をね。いろんな役割をいただきながら、30何年か家族会をやって、結婚した当初の5年間だけ家族会をお休みしましたけど、あとずっと家族会のこと(運営)を一生懸命やってきました。」

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