統合失調症と向き合う

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A.T.さん
吉田誠司さん
(よしだ せいじ)
1979年(昭和54年)生まれの34歳(収録当時)。高校生の頃から周囲への違和感があり、大学生の時に症状が出たため精神科医のいる大学の保健管理センターに相談すると共に通院。大学院に進み、卒業。現在は非常勤で精神障害を持つ方の相談員として働いている。月に17日、1日約8時間勤務。社会福祉士・精神保健福祉士の資格を持ち、その他に身体障害者の車椅子バスケットボールの審判員の資格も持ち、年に10回ほど大会で審判員を務めているほか、自身も練習に参加している。大学生時から親元を離れて一人暮らし。
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10コミュニケーション
Q.主治医とのコミュニケーションはうまく取れていますか

「1か月に1回会っているだけなので、あまり多くのことも話していないのでね、まあ、『1か月こんなんでしたぁ』という感じで、報告するだけで。あとは薬の確認をして、それで終わることが多いですけども。」

Q.看護師との関わりで印象に残っていることはありますか

「そうですね、まあ、そんなに長くは入院していなかったし、診察でも看護師さんはいないので、あまり看護師さんとの接触も少なかったですね。

入院中も、いつもお薬を持ってきて、お薬飲むまでじぃっと見ている感じだけでね。あとはもうずっと点滴につながっていたので、まあ、看護師さんが、点滴がなくなったら取替えに来るだけかなという感じだったですけど。」

Q.ご家族とのコミュニケーションは?

「そうですね。(父とは)元々話すことが多かったわけでもないので…。

実家には父と祖母がいるので、祖母はかなり心配しているようなんですけども。まあ、時々(実家に)帰っていますので、(祖母と)会っています。まあ、かなり私の将来を心配しているようですけどですね。やっぱり、お金を持っているかどうかとか、結婚相手はどうなのか、といった話はしますけども。」

Q.バスケットボール仲間とのコミュニケーションで留意していることは?

「そういう仲間はいちばん頻度が高いですね、会うですね。まあ、できるだけ話しかけるようには、努力はしているのですけども、なかなかすぐにはいかないので…、今では、まあ、成り行き通りに任せてやっている状態ですね。」

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