統合失調症と向き合う

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Eさん
さん
(匿名希望)
1978年生まれ、31歳。高校時代からこころの不調を感じていた。東京にある大学に進学し、大学2年生(20歳)のときに精神科を受診。数か所の病院に通院し、何度か入退院を繰り返す。10年ほど東京で暮らし、4、5年前に実家に帰る。現在は、定期的に通院しながら、一般就労をし、安定した生活を送っている。現在は両親と同居中で、将来は一人暮らしを計画している。
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6東京から実家に帰る

「B病院の先生が大学病院だったので、また転勤になりまして、別の病院に行きました。別の大学(病院)なんですけど、その先生が転勤するたびに私もついていった感じで…。そのあとにその先生とけんかをして、C病院に行きまして、そこから『実家に帰ります』と先生に言って、田舎のほうに帰ってきたのが、ここ数年です。

(大学は)中退です。在籍期限をぎりぎりまでいて、休学していたので、『復学するか辞めるかしてください』って(大学側から)言われたときに、『じゃあ辞めます』と言って辞めました。休学と留年みたいな感じが組み合わさっていたので8年ぐらいですかね、たしか。覚えていないんですけど、はっきりと。

そうですね。(経済的には)親にすごい迷惑をかけてしまって。あとは生活保護になったので。生活保護は、大学に在籍できないんですね、通学(しているとき)には、休学はいいんですけども(当時)。そういう関係で、大学はやっぱり中退しましたね。私の気持ちの切りがついたので、もう東京から田舎へ帰ろうと思って中退してから帰りました。4,5年前だと思いますね。

ずっと生活保護の年があったんですけど、それを切ってみようと思って、アルバイトをはじめたんですね。そしたらそれが意外と楽しくて、『あ、私、もしかしたら少しなら働けるかも』って思って。今の状況だったら、一生昼夜逆転の生活をしたり、ずっと病院に通い詰めしていたり、入院しているばっかりだったので、『もう私は自分の足でも歩けるのか』と一瞬思って、区切りをつけて田舎に帰ろうっていうふうに思いました。」

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