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濱 敏弘 さん
(はま・としひろ)
癌研有明病院 薬剤部長
1980年明治薬科大学卒業。国立横浜病院、国立療養所中野病院、国立国際医療センターを経て、2006年より癌研有明病院に勤務。がん専門薬剤師認定試験委員長を務める。
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4抗がん剤の副作用
  ④口内炎

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「消化器症状の3番目は口内炎です。口内炎は口腔粘膜が刺激されて起こる副作用です。起こりやすい時期は投与後1から2週間で、その後回復します。口内炎は投与回数が増えるにつれて、症状が長引いたりひどくなったりします。ひどくなると食事ができなくなったりしゃべりにくくなったりするほか、口の中が清潔に保てないために感染症状を起こすことがあります。

対策としては口腔粘膜を刺激するフリーラジカルを抑える薬を含むうがいをしたり、痛みを抑える成分の入ったうがいを行いますが、なかなかよい治療薬はありません。抗がん剤の投与中に、口の中に氷を含むと痛みが和らぐことがあります。これをクライオテラピーといいます。やわらかな歯ブラシを使うなど、口の中を傷つけないように清潔に保ち、口内炎を予防することが非常に大切です。」