統合失調症と向き合う

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田村千秋さん
田村千秋さん
(たむら ちあき)
1970年生まれの47歳(収録時)。結婚後、米国人の夫とともにアメリカに渡るが離婚。離婚手続き中に発症し、日本に帰国後、精神科を受診する。デイケアののち就労継続支援B型事業所に通所し、現在は、ピアスタッフとして退院促進などの活動を行っている。
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10周りの人との関係
Q.仲間や友人との付き合いで気をつけていることはありますか

「とりあえず英語のことは伏せておきますね、まず。

あと、友達と知人と長く付き合う秘訣として、いのちの電話のボランティアさんに習ったのは、愚痴とか悩み事とか相談事は友達にはしないということで、友達には明るい話しかしないで、そういう愚痴とか悩み事とか相談とかネガティブなことは、もうプロに任せる。お医者さんとか無料電話相談とか、計画相談の支援員さんとか。そうやって割り切ると、友達も負担に思わなくて、逃げていかないですね。で、留まってくれる。」

Q.医療者から言われたりやってもらったことで役立ったことは?

「S先生(主治医)は、『あなた英語ができてすごいね』みたいな認めてくれることをはじめて言ってくれた先生で……。すごいねと思っているということがすごく感じられて、自分に自信がどんどんついてきたのですね。で、今の主治医の先生も、『僕も英検受けて失敗したよー』とか言ってくれたりして、英語ができることを認めてくれて。自信がつきますね。

(それから)看護師さんで精神保健福祉士さんだった方が、結構5年ぐらいの間ずっとデイケアに行く度にお話を聞いてくださって、それは助かりましたね。その方は定年されてしまったのですね。」

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