統合失調症と向き合う

体験者の声 医療者・支援者の声 家族の声 私たちの活動紹介 イベント おしらせ
渡辺真五さん
渡辺真五さん
(わたなべ しんご)
1982年生まれの33歳(収録時)。中学1年生の時に強迫性障害、その後統合失調症の症状が出て、16歳の時に診断される。一度の入院経験がある。現在は、高校卒業と大学入学を目指して勉学中。ケースワーカーになるという目標ができた。症状はまだ不安定だが、そのような状況でも毎日を過ごしている当事者の実際を知ってほしいとインタビューに協力。ギターを弾くことが好きで、時々、演奏している映像をYouTubeに掲載している。
渡辺さんのブログ「人生のブログ 統合失調症患者のアールブリュットhttp://shingo1621.blog.fc2.com/
movieImage
<< 1  2  3  4  5  6  7  >>
5社会福祉サービスについて
Q.福祉サービスを使用していますか

「地域生活支援センターと、病院のデイケアだけです。学校は火曜日と木曜日だけなので、水曜日と金曜日に(地域生活支援センターに)通っています。

(デイケア)は、以前利用したのですけど。僕思ったのですけど、なんと言うか、お伝えしにくいのですけど、もうちょっと患者さんを人間として、大人として扱ってくれればいいなあと思っていて……。患者さんだから、何もできないし幼稚だという目で見るのですね。まあ、はっきり言って子どもっぽいところもあるのですけど、でも、それはただピュアなだけであって、子どもではないのですよね。そこの行き違いがあって、あまり利用しないようにしました。

(デイケアは)患者さん主体のプログラムになればいいなと思います。患者さんがプロデュースするような、そういう世界になれば……。やはり、僕がケースワーカーになりたいと思うのも、ネコの気持ちはネコが一番よく分かるという思いがありまして。健常者目線で患者さんを扱うのではなく、障害を持っている方が、福祉も医療もプロデュースするようになれば、きっと患者さんも幸せになるのではないかなあと思います。」

Q.障害年金は受給していますか

「はい。入院中に父親と母親が全部処理してくれまして、一応、支援をいただいております。あと自立支援医療の給付金もいただいておりまして、それで生きている感じなのですが。でも自立支援というのは自立させるためにもらうお金なので、ケースワーカーになれば切られると思うのですけど、まあ、ちょっと励みになっております。」

<< 1  2  3  4  5  6  7  >>