統合失調症と向き合う

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藤枝脩平さん
藤枝脩平さん
(ふじえだ しゅうへい)
1983年生まれ、27歳。大学生(19歳)のときに発症、受診。大学卒業後、就職するがうまくいかず退職し、実家に帰る。その後、就労継続支援B型(非雇用)事業所に勤めるが辞めて、現在は自宅で母親、祖父母とともに暮らしており、祖父母の世話などをしながら毎日を過ごしている。状況に合わせて相談支援センターを利用。
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12医療や福祉への要望

「医療と福祉と、2つあるんですけど、特に福祉のほうは、今後一層大事になっていくんじゃないかなと思います。というのは、入院して、退院したあとも、どこで自分は過ごせばいいのかが分からないということのほうが、入院の辛さよりも、はるかに長いですし、大きな苦しみになると思います。

私の場合も入院して退院したあと、どこでどう過ごせばいいのか分からなかったり、それまで興味を持っていたことがまったくつまらなくなってしまって、ほんとに何をしていいのか分からない状態でしたので。言ってみりゃ、時間が止まった状態なんですね。ほんと何をやっても時間が過ぎなくて、楽しいこともなくて…。そういうときに、集える場所があるか、日中活動できるような場所があるかといったら、私の場合は身近にあったんですけれども、結局、それに気づくことがなかなかできなかったので、これからは、家で時間が止まったように過ごしている人達が、また時間を過ごせるような場所、これを積極的に広めていったり、そのような場所が点々とあちこちにできればいいなと思います。」

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