統合失調症と向き合う

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小川奈穂子さん
小川奈穂子さん
(おがわ なおこ)
38歳。10代後半から症状が発現。3回の入院を体験し、現在は月に1回受診。デイケア・ナイトケアを活用しながら安定した生活を送っている。週1回、地域活動支援センターに勤務し障害者を支援している。介護ヘルパー2級の資格を持ち、精神保健福祉士の資格を取るためにゆっくりと準備中。
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2インタビュー協力の動機

「私、経歴を話すと、結構メチャメチャな感じなんです。でも逆に、すごく真面目に一生懸命生きてきた人が病気になってしまって、『なんでだろう』って悩んでいる人がいると思うんですけど、(それは)たまたまちょっと病気でつまずいちゃっているだけなんだから、またそこからやればいいということを、すごく言いたくて。私は、高校とかまでは普通にきたんだけど、そのあとがちょっといろいろガチャガチャしちゃっていて、それでも生きているから、真面目にきた人はもっと普通に生きられると思うんですよね。普通にというか、病気とかにこだわらないでいけば、もっとのびのび生きられるんじゃないかなって思って。(私は)ダメダメだけど生きているから、いろいろちゃんと1個ずつやってきた人は、もっとちゃんと生きられるよということを言いたいというか…。」

●顔を出して話す理由

「(私が)顔を出して話したりすることで、今まで迷惑かけた人とかが、『あ、病気だったんだ』って理解してくれたりするかなというのと、顔を出すというか名前も出すことで同じ病気の人が、『別に自分の病気は隠すことじゃないんだ』と思ってもらえればいいなあと思ったんですよね。」

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