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+ ストーマと向き合う
林 敏孝さん
(はやし・としたか)
2005年よりストーマ(人工膀胱)保有、膀胱腫瘍体験者。ストーマ造設の経緯はこちら »。溝口さんは同じ患者会の仲間。
林 敏孝さん
溝口隆馬さん
(みぞぐち・りゅうま)
1998年よりストーマ(人工肛門)保有、直腸がん体験者。ストーマ造設の経緯はこちら »。林さんは同じ患者会の仲間。
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7ストーマのとらえ方

「ストーマになって『何か特別なものがついた、異様なものがついた』と自分が思ったら、付き合えなくなると思います。自分の体の一部が『新しくなったんだ、だから自分の体だ』と思うと、うまく付き合えるようになるということです。いろんな患者さんの話を聞くと意外と、『こんなものをつけてたいへんだ』と言っているけれど。たいへんというよりそれを『自分のものにしないといけないよね』と話をすると、皆さんそれぞれやっているみたいです。だからいろんな気づいたことがあったときには、こちらからもいろんなアドバイスをしています。」

溝口「『変なのがついた』という感じではなくて、『もともと自分の体についていたもの』という考え方をすることによって、何か愛着がわくというか、慣れてしまえばそうでもないのかなという感じですね。」

「ある介護センターで聞いた話ですけど、30代で人工肛門なった若い方が、それをつけてうつ病になってしまったそうです。だから『機会があったら、言って話してあげてもいいよ』と言っています。若い人ほど『こんなものつけて・・・』という気持ちの落ち込みが強いみたいですね。本当は逆なんだけどなと思います。若い人はもう、『なんだくそーっ』という感じではないかなと思うけど、今の若い人はそんな感じですよ。」