統合失調症と向き合う

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山下 加奈子さん
山下 加奈子さん
(やました かなこ)
1968年生まれの47歳(収録時)。高校2年生(17歳)の時に体調を崩す。入院の経験は8回。40歳の時に統合失調症と告げられる。症状が安定したのは7〜8年前頃。いくつかの職種に就いていたが、8年前に地域活動支援センターI型のピアスタッフとなり、現在は(就労継続支援)B型作業所で週4日働いている。精神保健福祉士の資格取得を目指している。
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4復学について
Q.高校は復学されたのですか

「はい。復学しましたが、やはり学校に行くのが辛くて。それをお話した時に、担任の先生もとてもいい先生で、『図書室に来るだけでいいからいらっしゃい』と。教室にやはり入れないから、怖くて。みんながいるし、年も1つ上だしとか……。で、図書室に行って自習をして、『卒業証書だけでももらってください』というのが周りのサポートですね。

兄がおりまして、私が『もう学校を辞めたい』と兄に相談したら、『高校卒業できなかったら何するの?』と言われて、『分かんないけど辞めたい』と言ったら、『頑張って卒業しなさい』と。『男だったらいろいろある。力仕事とか、いろいろ。でも、お前は女だから、せっかく両親が入院している間も一所懸命学費を払ってくれているのだから、我慢してでも卒業しなさい』と言われました。今、履歴書に高校卒業と書けるのが、本当にありがたいなぁと思うのですけれども。図書室通いでしたが、卒業することができました。」

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