統合失調症と向き合う

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林 士斌さん
林 士斌さん
(りん しひん)
1975年生まれの40歳(収録当時)。アメリカの大学に在学中(3年生時)に症状が出て精神科病院を受診、入院。日本に一時帰国するが再度アメリカの大学に復帰するも症状のために帰国。日本では2回の入院を体験し、現在はフリーランスで翻訳(和訳・英訳)業・ライター業に携わっている。日本翻訳者協会に登録。台湾が好きで年に数回、台湾に滞在しながら仕事を行っている。林さんのブログはこちら→http://is.shihp.in/
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8社会的サービスについて
Q.障害年金は受けていらっしゃいますか

「いや、できないのですよ、僕は。そもそも僕は年金を払っていませんでしたというのが一つ。もう一つは20歳以降に発症しましたと。年金は払っていない人でも20歳前に発症していれば、20歳前は年金を払う時期ではないので、障害者年金をもらえる。僕の知り合いとかにも、もらっている人がいますよ。でも、僕の場合はそれに該当しなくて……、いわゆる無年金なのです。

もらえるものだったらもらいますけどね。」

Q.福祉サービスや社会資源を利用していらっしゃいますか

「1つ、最近、障害の人の憩いの場みたいなところ(地域活動支援センター)を利用していることがよくありますね。そこでは(作業所ではないので、作業所の)作業はやっていなくて、ただそこにいて座って話をしたり、将棋をさしたり、夕食サービスの提供があったり……。そこで(僕は)仕事をしていることがあるのですね、その作業所の机で。ただ、そこは電源が取れないのが、ちょっと、あれ(不便)なのですけどね。

前は、その辺のカフェに入って仕事をしたりしていたのですけど、今はそっちに行っていることが多いです。ただ、話しかけられたりするので、集中したい時はそこに行かない場合もありますけど。あとは、最近やっているポッドキャストの(音源)作成などは夜中の時間にここ(自宅)でやっています。」

ポッドキャスト:インターネット上で更新される音源を簡単にダウンロードできて、iPod のようなデジタル携帯プレイヤーに素早く取り込むことができる仕組み。現在、音楽、音声ブログ、ニュース、天気予報など、様々なポッドキャスト番組が個人や企業から配信されている。

Q.憩いの場(地域活動支援センター)を知ったきっかけを教えてください

「市の障害者福祉課とかにパンフレットとかがあったから、それで、たぶん知ったのではないですかね。そこは、前にやっかいになっていたのです。僕は一時期千葉に転出していて、最近またこちらに戻ってきたのですよ。今年になって。一時期やめたのですけども、こちらに戻って来たから、また利用しているという感じです。」

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