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河村 裕美さん
河村 裕美さん
(かわむら・ひろみ)
熱海市出身。静岡県庁勤務。1999年(32歳)に結婚。結婚して1週間後に子宮頸がんを宣告され、手術を受ける。闘病中の経験から、女性特有のがんサポートグループ「オレンジティ」を設立。子宮頸がんの啓発活動ティール&ホワイトリボンキャンペーン理事長。著書に『グローバルマザー』(2012年 静岡新聞社刊)。
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8ワクチンで子宮頸がんを未然に防ぐ

「ヒトパピローマウィルスというウィルスで子宮頸がんが誘発されるということが研究でわかっていて、そのウィルスの感染を防ぐワクチンを12〜13歳の子たちに打つわけです。その子たちは、ウィルスが入ってきたとしても免疫ができているので子宮頸がんにならないというものです。今現在なっている方たちはまだワクチンが入っておらず、検診率も日本は20〜30%と、欧米の80〜90%と比べるとかなり低いのです。つまり10人いると2人ぐらいしか検診に行かないということです。しかも検診率の高い年代が40、50、60代の方たちですが、実際、子宮頸がんの死亡率が高いのは20〜30代の方たちです。そこの方たちが早く検診に行ってくだされば、非常に効果が高いのです。

また子宮頸がんはゼロ期で見つけることができるがんなので、早く見つけていただければ、子供を産めなくなるとか、セックスの問題があるとか、他の後遺症もほとんどないまま過ごすことができるので、ぜひ早くに検診に行っていただき、見つかって早期に治療ができればほとんど体に負担もなく、普通に生きていくことができるので、ぜひ若い方たちにお勧めしたいと思っています。」